Japanize BeOS
BeOSで日本語を!!
この作業はR4以降では必要ありません。

日本語フォントのインストール
(画面はPPC版PR2の物ですがR3(Intel版含む)でも基本的には同じです)

    BeOSはシステムレベルですでに2バイト文字に対応している為、日本語フォントを組み込むだけで日本語表示ができるようになります。 対応フォントはUnicodeに対応したTrueTypeフォントです。この種類のフォントはWindowsNT等で使われているのでお店で簡単に手に入ると思います。 

    フォントが手に入ったらまずフォントの入ったディスクをBeOS上にマウントします。次に目的のフォントを「/boot/home/config/fonts/ttfonts/」にコピーします。これでフォント自体の組み込み作業は終わりです。組み込みが終わったら次はシステムにこのフォントを認識させます。 フォント認識は「preferences」フォルダーの「Fonts」を使います。 

「Font」を立ちあげたらウィンドウ下方にある「Rescan folders」ボタンを押してください。 これでBeOSが新しいフォントの存在を確認します。BeOSがフォントを認識するとパネル上の「Plain font」と「Bold font」のポップアップメニューに日本語フォントが加わりますので日本語フォントを選びます。 この時日本語フォントの名前が化けていると思いますがテキストやWWWでの表示には問題ありません(NetPositiveで日本語のサイトを読む時は「Option」メニューで日本語エンコードを選んでください)。 

これでBeOSに日本語を表示させる為の作業は終わりです。次は日本語の入力ですがBeOS-R3では日本語入力には対応していません(次のR4で日本語に正式対応するようです)。ですがいくつかのサイトでBeOS用日本語入力ツールが発表されていますので、そのうちのKanBe(簡易入力ツール)とKEdit(簡易テキストエディタ)を紹介しておきす。 
 
 

KanBe
BeInvolved!!」の村井氏によるNECの「かんな」を元に作られたBeOS用日本語入力ツール。 
他のアプリケーションに日本語入力する際はコピー&ペーストを利用。 
KanBeで確定された文字列はいったんクリップボードに自動的にコピーされるので、あとは他のアプリに切り替えペーストしてやるだけでよい。 

------http://www.kyoritsu.co.jp/Be/Murai/
 

KEdit
「B++」の河村氏によるSharedlib「InlineTextView」を利用した狩野氏作のテキストエディタ。インライン入力をサポートしている(KanBe版もあり)。タグ入力機能なども備えている。

------http://www.m.ehime-u.ac.jp/~karino/be/