SheepShaver
last update : May 26.1998

(このページで使われているスクリーンショットはベータ版の物です。)


Introduction

SheepShaverはTurrican II PCやShapeShifterの作者によるBeOS上でMacOSを 動かす為の「MacOS Runtime」です。現在The Official SheepShaver HomePageからシェアウェア版($45)のダウンロードができます。 

SheepShaverを動かすにはBeOS Release3(R3)が必要です。 
またBeBoxユーザーの方、サポートされていないPowerMacをお使いの方は 
PCI PowerMacからのMacROMイメージが必要です。 
 



 

Installation

The Official SheepShaver HomePageからsheepshaverSE.zipを ダウンロード、 
解凍すると「SheepShaver」フォルダーができます。 
フォルダーの中身には; 
 

  • README
  • Order Form
  • User's Guideフォルダー
  • sheep_driver
  • sheep_net
  • SheepShaver

  •  

     

    の6つのファイルが入ってます。この内の「sheep_driver」と「sheep_net」を 
    下記のディレクトリに移動してください。 

    sheep_driver  ------>  /boot/home/config/add-ons/kernel/drivers
    sheep_net     ------>  /boot/beos/system/add-ons/net_server

    ファイルを移動し終わったら/boot/home/config/setting/networkのGLOBAL 
    セクションの最後に 

    PROTOCOL = sheep_net 

    と書き足してください。 

    :BeBOXユーザーの方(またサポート外のPowerMacでBeOSを動かして 
    いる方)はMacROMイメージをSheepShaverと同じ ディレクトリに入れて 
    下さい。 
      


    Setting Up

    インストール後、SheepShaverを起動すると設定ウィンドウが開きます。 

    設定ウィンドウ内には4つのセクション(タブ)があります。 
      
      
    Volumeタブ SheepShaver上にマウントするボリュームを指定します。 
    通常、MacOSがインストールされているボリュームを 
    選びます。
    Graphicタブ Refresh Rate等を設定します。
    Serial Portsタブ シリアルポートに接続されている機器 
    (プリンター/モデム)を指定します。
    Memoryタブ SheepShaver上で起動するMacOSに割り当てるメモリーを 
    設定します。
      
     
    以上の設定後「Start」ボタンを押すとSheepShaverがMacOSの起動を始めます。 

    :新たにMacOSをインストールする場合(BeBoxで使用する場合等)はCD-ROMを入れてから「Start」ボタンを押してください。 
      



     

    Installing MacOS

    BeBOXやサポートされていないPowerMacでSheepShaverを使う場合にはMacOSを新たにインストールする必要があります。 

    この場合、空ボリュームを起動時にマウントするように設定し、SheepShaverをMacOSシステムディスクから起動してください。 

    MacOSを起動後は通常のインストールと同じです。 
     


    SheepShaverからOS8.1をインストール
    (使用機種:20th Anniversary Mac + ROM from Performa6360)
      
    注)正式リリースからTAMもサポートされました。


       
    Misc...

    Bench Mark

    Performa 6360上でSheepShaverのベンチマークを取ってみました。 
    使用ソフトは「Norton Utilities for Mac ver.3.51: System Info」です。 
     
     
    使用ハード環境:
    CPU             : PPC603e@160Mhz
    RAM             : 48MB
    DiskCache       : 256k (SheepShaverの初期設定に合わせました)
    仮想メモリ      : OFF
    Apple Talk      : OFF
    Color Depth     : 256 colors
    使用OS          : MacOS 8.1 w/JLK
    refresh rate    : 初期値

    結果:
    Pure MacOS
    MacOS
    on SheepShaver 
    (Window Mode)
    System Rating
    167
    110
    CPU
    187
    117
    VIDEO
    97.5
    80.8
    DISK
    222
    123
    FPU
    294
    191
     
    注1)
    上のベンチマークはベータ版(Window Mode)で取りました。
    正式版のFull-Screen Modeではもう少しいい値がでるかもしれません。

    注2)
    The Official SheepShaver HomePageよりSheepShaverのベンチマークについてメールをいただきました。そのまま引用しようと思ったのですが許可が下りなかったので内容を要約すると、R3ではtimerの問題で正しい結果が出ない、 んだそうです。興味のある方、メールいただければこの時のメールを転送します:ーP 



      
    感想...

     Netscape Communicater 4.05, America Online, QuickTime等、ひと通り動かしてみましたが「動かない」という事はありませんでした。 素の状態で動かした時と比べると多少重たい感じもしますがBeOS、MacOS間の切り替え(再起動時間)を考えれば「ちょっとMacを使いたい」時には便利だと思います。 

     ただハングする事も多いので「Terminal」の「kill」コマンドは使えるようになっておいた方がいいようです(^^;


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