(このページで使われているスクリーンショットはベータ版の物です。)
Introduction
SheepShaverはTurrican II PCやShapeShifterの作者によるBeOS上でMacOSを 動かす為の「MacOS Runtime」です。現在The Official SheepShaver HomePageからシェアウェア版($45)のダウンロードができます。
SheepShaverを動かすにはBeOS Release3(R3)が必要です。
またBeBoxユーザーの方、サポートされていないPowerMacをお使いの方は
PCI PowerMacからのMacROMイメージが必要です。
Installation
The Official SheepShaver HomePageからsheepshaverSE.zipを
ダウンロード、
解凍すると「SheepShaver」フォルダーができます。
フォルダーの中身には;
の6つのファイルが入ってます。この内の「sheep_driver」と「sheep_net」を
下記のディレクトリに移動してください。
sheep_driver ------> /boot/home/config/add-ons/kernel/drivers
sheep_net ------> /boot/beos/system/add-ons/net_server
ファイルを移動し終わったら/boot/home/config/setting/networkのGLOBAL
セクションの最後に
PROTOCOL = sheep_net
と書き足してください。
注:BeBOXユーザーの方(またサポート外のPowerMacでBeOSを動かして
いる方)はMacROMイメージをSheepShaverと同じ ディレクトリに入れて
下さい。
Setting Up
インストール後、SheepShaverを起動すると設定ウィンドウが開きます。
設定ウィンドウ内には4つのセクション(タブ)があります。
Volumeタブ | SheepShaver上にマウントするボリュームを指定します。
通常、MacOSがインストールされているボリュームを 選びます。 |
Graphicタブ | Refresh Rate等を設定します。 |
Serial Portsタブ | シリアルポートに接続されている機器
(プリンター/モデム)を指定します。 |
Memoryタブ | SheepShaver上で起動するMacOSに割り当てるメモリーを
設定します。 |
注:新たにMacOSをインストールする場合(BeBoxで使用する場合等)はCD-ROMを入れてから「Start」ボタンを押してください。
Installing MacOS
BeBOXやサポートされていないPowerMacでSheepShaverを使う場合にはMacOSを新たにインストールする必要があります。
この場合、空ボリュームを起動時にマウントするように設定し、SheepShaverをMacOSシステムディスクから起動してください。
MacOSを起動後は通常のインストールと同じです。
SheepShaverからOS8.1をインストール
(使用機種:20th Anniversary Mac + ROM from Performa6360)
注)正式リリースからTAMもサポートされました。
Misc...
Bench Mark
Performa 6360上でSheepShaverのベンチマークを取ってみました。
使用ソフトは「Norton Utilities for Mac ver.3.51: System Info」です。
使用ハード環境: |
CPU
: PPC603e@160Mhz
RAM : 48MB DiskCache : 256k (SheepShaverの初期設定に合わせました) 仮想メモリ : OFF Apple Talk : OFF Color Depth : 256 colors 使用OS : MacOS 8.1 w/JLK refresh rate : 初期値 |
結果:
Pure MacOS |
(Window Mode) |
|
System Rating |
167
|
110
|
CPU |
187
|
117
|
VIDEO |
97.5
|
80.8
|
DISK |
222
|
123
|
FPU |
294
|
191
|
注2)
The Official SheepShaver
HomePageよりSheepShaverのベンチマークについてメールをいただきました。そのまま引用しようと思ったのですが許可が下りなかったので内容を要約すると、R3ではtimerの問題で正しい結果が出ない、
んだそうです。興味のある方、メールいただければこの時のメールを転送します:ーP
Netscape Communicater 4.05, America Online, QuickTime等、ひと通り動かしてみましたが「動かない」という事はありませんでした。 素の状態で動かした時と比べると多少重たい感じもしますがBeOS、MacOS間の切り替え(再起動時間)を考えれば「ちょっとMacを使いたい」時には便利だと思います。
ただハングする事も多いので「Terminal」の「kill」コマンドは使えるようになっておいた方がいいようです